日本語教師日記:授業が楽しいってどういうこと?

先生の日記

日本語教師日記です。

「先生、学校の授業が楽しい!」
ある日、学生がそう言ってくれました。日本語教師として、こんなに嬉しい言葉はありません。

教室では、教科書に沿って文法や語彙を学んでいます。しかし、それだけではなく、学生たちは日常生活やアルバイト先で積極的に学んだことを実践し、日本語が身についていく喜びを感じているようです。

特に、日本語を使って実際にコミュニケーションを取る機会が増えると、勉強が一段と楽しくなると学生たちは話します。日本語で話すと、相手に理解してもらえる。その実感が彼らのモチベーションを高め、教室での学びをより楽しいものにしているのです。

私も教師として、学生が授業に真剣に向き合い、積極的に参加してくれていることがとても嬉しいです。「授業が楽しいのは、みんながしっかりと授業を聞く姿勢を持っているからだよ」と、私はいつも学生たちに伝えています。授業は教師と学生の共同作業であり、その相互作用こそが楽しい授業の本質だと感じています。

もちろん、私自身も授業を楽しくするために工夫をしています。ゲームやディスカッションを取り入れたり、時には学生が興味を持つテーマを選んで話し合うこともあります。そうした活動を通して、学生同士が意見を交換し、学び合う姿を見ていると、教室が生き生きとして、まるで一つの小さなコミュニティのようです。

「授業が楽しい」と学生に感じてもらえるのは、彼らが自らの成長を実感できている証拠だと思います。教科書だけではなく、実践を通じて自分の日本語が通じる瞬間を経験することで、学びが実際の生活とつながり、彼らの未来に繋がっていくのです。

これからも学生たちが「楽しい」と感じられるような授業を続けていきたいと思います。日本語を通じて新しい世界に踏み出すその瞬間を、一緒に喜び合える日々が、私の教師としての何よりの喜びです。

Teacher, K

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