日本語教師日記です。
今日の授業では、ついに「みんなの日本語」の全50課を終えた記念として、新しいチャレンジに挑みました。テーマは「企画書を書く」です。学生たちが学んだ日本語を使い、実際に日本語で企画書を作成することで、彼らの日本語運用能力を高めることが狙いです。
今回のプロジェクトは、日本語学校のホームページに掲載する学校のCM動画を学生自らの手で作ろうというもの。学生たちは、企画書を書くための基本的なステップを学びながら、自分たちのアイデアを形にする作業をスタートしました。初回の授業では、企画書に必要な語彙や基本的なフォーマットを学び、いよいよグループワークに取り掛かりました。
グループワークでは、「どんな動画を作れば良いか」をテーマに話し合いました。企画のメインターゲットは他の日本語学校の先生たちです。私たちの学校で学生たちがどれだけ楽しく学んでいるかを伝える動画を作成することで、日本語教育に興味を持ってもらい、私たちの学校の魅力を広めたいと考えています。
学生たちの話し合いの様子は、とても活気に満ちていました。それぞれが意見を交換し、どのように学校の魅力をアピールするか、アイデアを膨らませていきます。「楽しく学んでいる雰囲気を伝えるには、どうしたら良いだろうか?」と、具体的な場面を想像しながら、内容や演出方法を考えていました。あるグループは、「学生同士のインタビュー形式にしよう」と提案し、また別のグループは「学校の日常風景をリアルに伝えたい」と、様々なアイデアが飛び交いました。
このプロジェクトを通じて、学生たちは単なる文法や語彙の勉強に留まらず、実際の場面でどう日本語を使うか、考えながら学んでいます。日本語を使って、現実の問題を解決する力を養うことができる素晴らしい機会です。
授業の終わりに、学生たちは「次回の授業が楽しみ!」と言いながら教室を出ていきました。次回は、今日の話し合いをさらに深めて、具体的な企画書の内容に進んでいきます。実際にどんな動画が完成するのか、私も今からとても楽しみです。学生たちが自分たちのアイデアを形にしていく過程をサポートしながら、彼らの成長を見守っていきたいと思います。
この記事は、授業の内容を具体的に描写しつつ、学生の成長や学びのプロセスを強調しています。また、プロジェクトの進行が読者にも興味を持たせるように工夫しています。
Teacher, K